代表者挨拶
長い歴史の中で築かれてきた日本の食文化・和食は、日本人にしかない独特の味覚・うまみを育み、日本人の生活と深く結びついてきました。
その中で「だし」は和食とうまみのどちらにもなくてはならない存在として役割を果たしており、日本が誇るべきこの食文化は世界にも認められ、2013年にはユネスコ世界無形文化遺産に認定され、日本の宝から世界の宝へと変貌を遂げ世界から更なる注目を浴びております。
私たちは1954年(昭和29年)の創業以来、削り節・煮干・昆布を中心に「だし」を通じた商売を続けて参りました。
創業の精神でもある削り節は、現在に至っても自社工場にて製造を続けており、削り節の原料となるかつお節・さば節・宗田節などを仕入れる際の「目利き」の技術は、煮干や昆布など他のだし素材にも活かされ、全国の産地から素材を厳選するという精神として親子3代にわたり受け継がれてきました。
これからは、時間の重要度が増す現代においても、本物の素材の味を手軽に楽しめるだしパック・だし粉末を軸に、「だし」の魅力を身近に感じてもらえるような創意工夫を凝らした商品開発や新事業に挑戦し未来の食文化を築いていきます。
また、青森県産素材の可能性も追求し、愛すべき郷土への恩返しと次世代への恩送りを果たすために、お客様と地域と社員の幸せを目指す【三方よし~買い手よし、世間よし、売り手よし~】の精神を胸に持続可能な未来に向け邁進し参ります。